『二人の天魔王 信長の真実』--[☆☆☆]-
- 作者: 明石散人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/09/06
- メディア: 文庫
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2001/09/14(Fri) 10:39 に書いた記事を2005年8月23日Yahoo!にて加筆訂正
明石散人 著
講談社文庫
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歴史の謎解きと言えばこの人!
って言えるぐらいに新説を唱える名人です。
テレビの『謎学の旅』と『謎ジパング』の原作者でもあった、
といえばどういう感じか
ワカル人も多いのではないでしょうか。
たしかこの人の本を読むのは5冊目ぐらいになるかと思いますが、今回のも面白かった。
古文書が載せてある部分を斜め読みするのがコツです。
「証拠が有るんだなぁ」程度。でないと読みにくくて息切れします。
それを気にせずに読み進めると色々な史実が固定概念から解放されて面白いのなんの。
歴史好きなら問題なく楽しめると思います。
本書は、信長が足利義教(天魔王と呼ばれた)を真似ようとした多くの武将の一人に過ぎず、
それも不完全極まりなくて、大した武将では無い、
けどももしかするとそれが信長の正当な評価に繋がる道かもしれない、ってハナシです。